「林かりん」選手が日本女子初のスピードクライミングで金【クライミング世界ユース選手権2023】

「林かりん」選手が日本女子初のスピードクライミングで金【クライミング世界ユース選手権2023】

 2023年8月24日、韓国・ソウルで開催中のIFSCクライミング世界ユース選手権はU-20のスピード決勝を行い、今シーズンのジャパンカップ女王の林かりん選手(A-CLIMBINGサポートクライマー)が日本女子初の世界ユーススピード優勝をしました。

 林選手は予選で8秒56のタイムを残し首位通過すると、16人による決勝トーナメントの初戦で予選16位だった竹内亜衣選手と日本勢対決。8秒30とタイムを縮めた林選手が勝ち上がりました。続くレースでは先行した林選手がゴールタッチ直前でスリップ。ここまでかと思われましたが、相手選手がゴール目前で落下。命拾いした林は決勝行きをかけた準決勝ではミスなく登り、8秒00で勝利した。

 優勝決定戦では準決勝で今大会のカテゴリー最速7秒91を計測したマリア・シュフェト(ポーランド)選手と対峙。そのシュフェト選手は抜群の反応でスタートダッシュを切り、中盤までリードしたが、足を滑らせる間に林選手が逆転。そのまま最後まで登り切り7秒92でフィニッシュした。うれし涙を流しながら地面に降り立った18歳は、日本女子として1人目の世界ユーススピード覇者となった。

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